トコジラミ(南京虫)の駆除
インバウンド需要などによって増えているホテル、旅館、宿泊施設の害虫トコジラミの駆除の相談を多く受けています。
昔は南京虫(ナンキンムシ)と呼ばれていました。
夜行性で、主に夜間、人が寝ているときに布団に入り込んで吸血します。明るいところが苦手で、日中や満腹時はエネルギーを使わないように壁の隙間や畳、敷居、クロスなどのあらゆる隙間に隠れてじっとしている習性があります。
そのため発見が難しく、トコジラミの駆除には時間がかかることがあります。
特に畳のある和室は、隠れる隙間も多く駆除作業の難易度は上がります。
目次
トコジラミの見た目と特徴
- 成虫は5~8㎜くらいの大きさで、空腹時はひらべったいのですが、吸血すると丸く膨らみます。
- 夜間に室内の宿泊客の体温やにおいなどを手掛かりに吸血行為に及びます。
- 生命力も強く駆除対応しないと個体数も容易に増えてしまいます。
吸血されると
- 吸血されたところに痒みが発生します。
- 人によって反応に個人差がありますが、アレルギー反応で刺されたところが痒みや痛みを伴います。
主な潜伏場所
- ベット周り
- 壁周り
- 床周り
- 調度品
ありとあらゆる隙間に潜り込み、潜伏します。
潜伏場所には血糞など黒い点々がみられますので隙間などを目安に目視して探します。
目視による調査とモニタリング調査
室温をあげたり薬剤散布などをして潜伏しているトコジラミをおびき出しての調査を行います。
定期的な調査
弊社では、バックパッカー用の素泊まり旅館やホテルなどを定期的に調査を行い、早目に対処することが重要だと考えています。
ベッドをひっくり返して確認したり、細かな場所までチェックします。
畳を上げて調査です。
外国人旅行客が多い施設は発生したときだけでなく、定期的な調査をおススメしています。
発生してから駆除をするのでは無く、出る前の防除対策をご提案いたします。
トコジラミの駆除方法
効果の高い有機リン系、カーバメイト系の殺虫剤を使用します。
卵には熱処理をして孵化しないように対応をします。
潜伏場所を漏れなく見つけ、丹念に処理作業をしていきます。
自分で殺虫スプレーなどを使って駆除をしようとしても、潜伏場所を見逃してしまったり、卵を処理しきれなかったりして根絶が大変むずかしい害虫です。
家具などの引き出しの中、畳のヘリなど室内中、潜伏している可能性のある場所を漏らさず殺虫していきます。
依頼する業者の選び方
トコジラミ対応のスプレーなど市販されていますが、専門の衛生害虫駆除業者に依頼をすることが、速やかな客室稼働への近道です。
個人や便利屋さんなどで対応されているところもありますが、ペストコントロール協会に所属している専門会社に相談される方が安心です。
弊社ももちろん加盟しています。
トコジラミ被害を最小限に食い止めたいと思われるのであれば、お気軽にご相談ください。
トコジラミの駆除費用について
現地確認のうえでお見積もりいたします。
- 広さや周囲の状況
- 環境
- 調査方法
によって費用が変わります。
弊社は害虫駆除専門で多くの現場を経験しています。
潜伏場所を特定して再発しないようトコジラミの駆除をいたします。
しつこい営業はいたしませんので、まずはお気軽にご相談ください。